こんにちわ!ひちです(^^♪
今日は素敵な鉄琴をご紹介したいと思います。
アウリス社(スウェーデン)の「アウリスグロッケン ペンタトニック7音」という鉄琴です。本当に綺麗な音で癒されるんです♪
しかし、我が家のアウリスグロッケンが経年劣化により、音色が響かなくなってしまいましたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
今回、色々調べて自分で修理をしてみましたので、その修理過程の詳細についてもお伝えしていきたいと思います。もし同じような状況の方がいらっしゃいましたら参考にしてみてくださいね☆
アウリス社 アウリスグロッケンについて
アウリス社とは
アウリス社は、芸術家のシェル・アンダーソンによって1978 年スウェーデンに設立されました。
アウリス (AURIS) というのはラテン語で、「聴覚に属す」 と言う意味です。 創設者のシェル・アンダーソンは、音楽が人間に与える影響に着目し、非常に音にこだわった楽器を作りをしています。
使用する素材の特徴や特性を生かした楽器作りをすることで、美しい音色が生み出されています。
アウリスグロッケンについて
アウリスグロッケンの鍵盤は、かまぼこ型の真鍮でできています。鍵盤のクッションがラバーチューブになっているので長く続く輝きのある音色が特徴です。音色の美しさだけでなく、調律ももちろん正確です。台座は、無垢のカエデから削り出されています。
アウリスグロッケンには、ダイヤトニック(ドレミファソラシド)とペンタトニック(レミソラシレミ)の2種類があります。打棒(マレット)は木製とハードラバーが各1本づつ付属しており、それぞれの素材の違いにより幅広い音の世界を体験することができます。
(マレットによる音の違いは、ブログの最後の方に動画があります!)
アウリスグロッケン ペンタトニック7音
ペンタトニックは、ドレミファソラシドからドとファを抜いた「レミソラシレミ」の5音階を用いた7音からなるグロッケンです。
どのように弾いても不協和音にならず、美しいメロディーが生まれる不思議な音階です。音階にとらわれることなく、音盤を自由に叩いても美しいメロディを楽しむことができます。
価格:13,500円(税抜き)
アウリスグロッケン ダイヤトニック8音
ダイヤトニックは、ドレミファソラシドの8音を用いたハ長調のグロッケンです。
価格:14,500円(税抜き)
シェルズグロッケン ペンタトニック7音
鍵盤と台座の間のクッションにフェルトが使用されています。ラバーチューブを使用しているアウリスグロッケンに比べると、響きが和らぎ、単音が明快に響きます。
台座が大きめなので、鍵盤がはみ出さないようになっています。
価格:9,500円
おすすめの商品は?
アウリス社の鉄琴は、「アウリスグロッケン」、「シェルズグロッケン」の2種類あり、その中でもダイヤトニック8音・12音、ペンタトニック7音、ピアノのような半音階もあるクロマティック20音などがあります。
数ある商品の中で、おすすめの3商品を上記でご紹介しましたが、この3つの中でも私は断然「アウリスグロッケン ペンタトニック7音」をおすすめします☆
「シェルズグロッケン」は価格が抑えられており、鍵盤が台座からはみ出さないよう安全にも配慮されている素晴らしい商品なのですが、やはりアウリスの魅力は、「長く綺麗に響く音色」だと思うので、その魅力が最大限に生かされた「アウリスグロッケン」をおすすめします!そして音階は「ペンタトニック7音」が良いと思います☆
「ペンタトニック(レミソラシレミ)じゃ知ってる曲が弾けないんじゃないの?」と思うかも知れませんが、「アウリスグロッケン ペンタトニック7音」には自ら美しい音楽を生み出す魅力があります!
ペンタトニックは昔の時代からある音階で、民族音楽や日本の童謡にもペンタトニックの音階が使用されています。アウリスグロッケンは、長く響く音色が特徴ですが、ペンタトニックだとどのように弾いても不協和音にならず、どこか懐かしいメロディーが生まれます。
お子様が適当に叩くだけでも心地よく、自然と美しいメロディーが奏でられるなんて素敵ですよね!シュタイナー教育でもよく利用されているみたいですよ☆
せっかく購入するならアウリス社の「長く綺麗に響く音色」の特徴を生かした「アウリスグロッケン ペンタトニック7音」がおすすめだと思います(^^♪
アウリスグロッケンを修理しました!
これが我が家のアウリスグロッケンです。元々黄金色の真鍮製の鍵盤がくすんでしまい、所々錆がみられます。特にラ(A)の鍵盤に大きな錆があります。
見た目の変化だけならまだよかったのですが、経年劣化により高いミ(E)の音が全く響かなくなってしましました(>_<)
原因は、 鍵盤のクッション材であるラバーチューブが朽ちてしまったことで、鍵盤が台座と接触していることでした。
他の音も、ゴムの経年劣化により響きが悪い状態です。こうなると、鍵盤のクッション材であるラバーチューブの交換が必要になります。
↓↓修理前の状態をお聞きください。
実は、アウリスグロッケンは自分で修理できるよう釘とラバーチューブの部品だけ取り寄せすることができるんです!しかも無料で!!!!
送料は別途かかる場合がございますので、詳しくは販売店さんに確認してみてくださいね(^^♪
と、いうことで早速部品(釘とラバーチューブ)を取り寄せてみました♪メーカーから他の商品を送るついでに送ってもらえたので、送料もかからず無料でした♪
釘14本と鍵盤下のラバーチューブ14本、釘用のラバーチューブ14本です。
私の持っている旧式のアウリスグロッケンは、1本の長いラバーチューブが鍵盤下に入っていたのですが、現在は1つ1つ分かれているようです。
アウリスグロッケンは、鍵盤を釘で固定しているだけの単純な作りなので、釘抜きで一つずつ釘を抜くだけで、分解も簡単にできます。
鍵盤を傷つけないように気をつけてくださいね!
せっかく分解したので、鍵盤の錆も何とかしようと思い色々調べました。
真鍮の錆の落とし方としてネットの検索に出てきたのが以下でした。
- 柔らかい布で拭く
- シルバー磨きクロスで拭く
- 酢やレモン汁に付け置き
- 重曹
- ピカール
鉄琴なので、錆を落としすぎて音程が狂ってしまわないか不安だったので、とりあえず、1と2を試してみました!
しかし、あまり変化せず・・・
残り、3.4.5の中で、一番優しそう(?)な、レモン汁につけ置きすることにしてみました。
↓ つけ始めがこちら
↓ 10分後・・・黒い錆が少しとれてきたような?
↓ 30分後・・・結構きれいになってきました!
30分付け置き後、しっかり洗って綺麗にふきました。
ということで、完成です!
くすみも取れてすっきりしました。黒い錆ととれたのですが、なぜかピンク色になってしまいました(?)
他の鍵盤と並べてみると、レモン汁の効果はあったようです!
音程も素人耳には特に変わりありません!
レモン汁作戦に自信がついたので、他の鍵盤も30分つけ置きしてみることにしました!
つけ置き中に、先ほどのラ(A)の鍵盤の錆痕のピンクが気になったので、少しピカールで磨いてみました。
ピンクはとれたのですが、なぜか錆痕だけツヤピカなってしました(>_<)笑
怖くなったので、これで終了!
錆は完全には取り切れていませんが、全体的に黄金色が戻ってきて、一番ひどい黒い錆は軽減しました!!
次に、釘にラバーチューブをつけていきます。
釘を鍵盤に入れ、鍵盤下のラバーチューブを刺します!
このように全部刺していきます。
全部できたら、元々空いている釘穴に刺していきます。
少し金づちで少し叩いて固定します。叩きすぎないように注意してくださいね!
鍵盤がきちんと浮くようにしてください。
完成☆!(^^)/
綺麗になってスッキリしました!
音の響きも全然違います!!
ペンタトニックで弾ける曲は?
「アウリスグロッケン ペンタトニック」は曲を生み出す魅力もありますが、知ってる曲も弾けるとより楽しいですよね♪
ペンタトニックでも弾ける曲はたくさんありますよ☆
- たなばた
- 蛍の光
- アメイジンググレイス
- 笑点のテーマ
- あんたがどこさ
- さっちゃん
- ぞうさん
- はとぽっぽ
- げんこつ山のたぬきさん
- かごめかごめ
- 海
- メリーさんの羊
・・・・・etc
木琴のおもちゃについての記事はこちら ↑
マレットによる音色の違い
アウリスグロッケンには、ハードラバーマレットと木のマレットが付属します。
下手な演奏で申し訳ないのですが、ハードラバーマレットと木のマレットで弾き比べたので聞いてみてくださいね♪
アウリスグロッケンペンタトニック 蛍の光 ハードラバーマレット
さいごに
アウリスグロッケンの音色はいかがでしたか?煌めくような美しい音色ですよね(^^♪
真鍮製の鍵盤とラバーチューブのクッション材がこの音色生み出しているのですが、どうしても経年劣化により音質が落ちてしまいます。
でも素人でも簡単に修理できることがわかりました!自分で直しながら、長く大切に遊べるってとても素晴らしいですよね♪
今回、鍵盤の錆落としのためレモン汁のつけ置きをしましたが、音程が狂わないとは限りませんので、自己責任でおこなってくださいね♪(素人耳的には特に変わりありませんでした)
ぜひ、みなさんもアウリスグロッケン ペンタトニックを弾いてみてくださいね☆