ひちめも

木のおもちゃ、絵本、時々好きなこと

絵本「よるのおと」のあらすじと感想 第65回産経児童出版文化賞 大賞

こんにちわ!ひちです(^^♪

今日は私の大好きなたむらしげるさんの絵本「よるのおと」をご紹介したいと思います。

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私が初めてたむらしげるさんを知ったのは、中学か高校の頃に見た「銀河の魚」の映像作品でした。神秘的で綺麗な絵と音楽、不思議な世界感に魅了されたのを今でも覚えています。そこから、たむらしげるさんの作品を少しずつ集めています。

昔、ブロードキャスターのオープニング映像や、ハウス食品のクリームシチューのCMで、たむらしげるさんの絵をご覧になった方も多いのではないでしょうか? 

 また、昨年2017年のクリスマスは、日本橋高島屋のウィンドディスプレイや、ショップ袋のデザインもされていました。 

今は、神奈川県川崎市のショッピングモール「アゼリア」でイメージビジュアルを描かれています。近くだったら行ってみたい!!(>_<)

 

 

そんなたむらしげるさんの最新絵本「よるのおと」。

とっても素敵な絵本なので、紹介させていただきます。

あらすじ

作・絵:たむらしげる

発売日:2017年6月

出版社:偕成社

 

2018年5月5日、第65回産経児童出版文化賞で、「よるのおと」大賞に選ばれました!!昨年1年間に刊行された児童向けの新刊書4217作品の中から、大賞に選ばれるなんて、さすがです!!!

男の子が池のほとりを歩いています。もうすぐおじいさんの家につくところです。もうすっかり日がくれて、空には月が輝いています。リリリ、リリリ。虫が鳴いています。遠くからは列車の汽笛。池に浮かぶハスの葉にはカエルがいます。シカの親子も水を飲みにきているようです。ほんの数十秒のあいだにおこる小さなドラマの数々。そこにひろがるゆたかな世界。ページをめくることが一つの体験だということが感じられる絵本です。

https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784032324808

感想

男の子が、おじいちゃんの家に着くまでの、ほんの数十秒のお話。

ただそれだけ。

それだけだけど、それだけじゃないんです。

静かだけど、生命たちが息づいている様子が描かれてます。たむらしげるさんの綺麗な絵と、神秘的な青も相まって、すごく幻想的に感じます。

 

たむらしげるさんの絵は、青と黄色のコントラストが本当に綺麗です!!

実はこの美しい青色、通常の印刷では出すことのできない色みたいです。この深い青を出すために、たむらしげるさん自身が印刷用の版から作られたみたいです。通常の絵本は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色で印刷されますが、どうしても青が濁ってしまうので、サファイヤブルー、パープル、イエロー、ブラックの特別色を使用され印刷されているようです。

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絵本なのですが、スローモーションの映像のようにも感じられる不思議な絵本でした。
たむらしげるさんの作品はどれも大好きだけど、「よるのおと」は夏の夜の音が本当に綺麗に感じられる素晴らしい作品です。

たむらしげるさん本人が、「こんな絵本をずっと創りたかったのです」と言われる絵本。

生きていることの神秘、この世界の素晴らしさ、宇宙に存在する不思議まで感じさせてくれる絵本です。

 

まだ読まれてない方は、ぜひ読んでみてください。(^^)

 

ではまた☆