ひちめも

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絵本「はくぶつかんのよる」あらすじや感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

今日は大人も読みたくなる美しい絵本「はくぶつかんのよる」をご紹介したいと思います。

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絵本「はくぶつかんのよる」情報

文・絵:イザベル・シムレール

訳:石津ちひろ

出版年月日:2017年6月

出版社:岩波書店

価格:1800円(税抜)

対象年齢:5、6歳~

あらすじ

だれもいなくなった夜の博物館.しずまりかえった展示室から,一ぴきのきいろいチョウがにげだします.それを合図に,標本の昆虫や恐竜の化石,はくせいの動物や鳥たちが,いっせいに目をさまして,動きだします! 夜が明けるまで,博物館はおまつりさわぎ.『あおのじかん』の作者がえがく,圧巻のナイトミュージアム.

https://www.iwanami.co.jp/book/b287533.html

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感想

夜の博物館が舞台の絵本で、いろんな雑誌やメディアで取り上げられている美しい絵本です。内容はいわゆるナイトミュージアムのようなお話です。

この絵本で描かれている博物館は、フランスに実在する「コンフリュアンス博物館」がモデルとなっています。近代的で美しい外観が特徴的な博物館です。

誰もいなくなった夜の博物館。静まり返った展示室から1匹の黄色いチョウが、まるで魔法にでもかかったように動き出します。ひらひらと舞いながら、チョウは化石や剥製たちに「さぁはやくおきて」と呼びかけます。呼びかけに答えるように次々と動物や化石、昆虫や鳥たちが目を覚まします。いろんな時代や地域のいきものや化石、道具たちが集まり、一晩中自由にすごす様子は、とても美しく夢のように美しいです。朝日が昇り始めると、みんなそれぞれの場所に戻っていき、またいつもの日常が始まります。

博物館ってなんだか不思議な空間ですよね。本当にこんな風に魔法がかかったかのように動き出すんじゃないかと思ってしまいます。繊細で幻想的なイラストが本当に綺麗で、ずっと眺めたくなります。図鑑のように詳しい解説が載っているわけではありませんが、各動物や化石、鉱物、道具にも名前が書かれているので、子どもと読みながら知識も増えていくと思います。

恐竜の化石や絶滅してしまった動物、現在も存在する生き物たちが共に過ごしている様子はとてもロマンがあって素敵だと思いました。

さいごに

絵本「はくぶつかんのよる」はいかがでしたか?

夜の博物館を舞台に、化石やいきものたちが動き出す絵本です。イラストがとても美しく、アートのような絵本なので、子どもだけでなく大人の方にもぜひ読んでいただきたい絵本です。