こんにちわ!ひちです(^^♪
毎日蒸し暑いですね。
今日は、梅雨の時期におすすめしたい絵本を紹介します。
小学校の国語の教科書にも載っていた「スイミー」でおなじみ、レオ=レオニ作の「せかいいちおおきなうち」です。
かたつむりのお話です。
レオ=レオニとは
作者レオ・レオニ
小さい魚が集まって大きな魚に立ち向かうお話は、多くの人の遠い記憶にあるのではないでしょうか?それは「スイミー」という絵本のお話で、作者はレオ・レオニという世界的なアーティスト。レオ・レオニは子供のための絵本を沢山生み出しました。現代美術アーティストとしても有名なレオ・レオニの世界をご紹介いたします。
レオ・レオニは1910年オランダに生まれました。イタリアで暮らした後、米国に亡命し、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして成功を収めます。その後再びイタリアへ帰国し1999年イタリアのトスカーナで亡くなりました。「スイミー」「フレデリック」「アレクサンダとぜんまいねずみ」3作品でカルデコット賞を受賞。その他にも米国、ドイツなどで多くの賞を受賞しています。
教科書にも登場
日本では、「スイミー」「フレデリック」「アレクサンダとぜんまいねずみ」などが、1977年から小学校2年生の多くの国語の教科書に掲載され、広く親しまれています。
たくさんの絵本
NYで第一線のグラフィックデザイナーとして活躍していた49歳の時、一緒に電車で移動していた孫のために作られたのが「あおくんときいろちゃん」。これがレオニの最初の絵本となりました。その後も「フレデリック」を始め数々の絵本を発表し、日本でもその多くが翻訳出版され多くの人に親しまれています。
「せかいいちおおきなうち」のあらすじ
おいしそうなキャべツにかたつむりたちが住んでいました。背中にうちを背負って、葉っぱから葉っぱへ、ごはんのたびに引越しをしています。
ある日、ちびかたつむりが言いました。
「ぼく、大人になったら世界一大きなうちがほしいな」
それを聞いたキャベツ一利口なお父さんかたつむりは、ある話を始めました。
世界一大きなうちを持ったばかりに、動けなくなってしまったかたつむりのことを。
英語版では「The Biggest House in the World」です。
感想
物質的価値ではなく、精神的価値の素晴らしさを描いた絵本だと思います。
人間はどうしても、他人と比べたり、良く思われたかったりするものです。そのため、高級品やブランド物で身を固めしまうこともあります。でも幸せは持っている物だけ決まるのではなく、もっと素晴らしい世界があることを学べます。
物欲多めな私には、少しドキッとする内容でした。モノで満足するのではなく、心豊かに過ごしていきたいと思えた作品でした。
お話自体は教訓を説く、わかりやすい内容ですので、お子様も楽しめると思います。レオレオニの作品は哲学的でもあるので、大人の方も考えさせられる魅力があります。
さいごに
いかがでしたでしょうか?レオ=レオニの作品の中では、あまりメジャーではありませんが、私の好きな絵本です。
絵がかわいく、綺麗なところも魅力のひとつですね!
ぜひ一度、読んでみてください(^^♪
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