こんにちわ!ひちです(^^♪
今日は、「スイミー」や「フレデリック」、「あおくんときいろちゃん」で有名な、レオ・レオニの絵本「いろいろ1ねん」をご紹介したいと思います。
一本の木と双子の子ネズミが過ごす一年間が描かれています。訪れる季節の変化とそこで育まれる友情を描いたレオ・レオニ後期の名作絵本です。
「いろいろ1ねん」情報
作・絵:レオ・レオーニ
訳:谷川俊太郎
出版社:あすなろ書房
出版年月日:2000年1月
対象年齢:幼児~小学校中学年
あらすじ
1年のはじまる日、1月1日。双子のねずみウィリーとウィニーは、生まれて初めて雪の中を歩きました。すると「わたしはウッディ、木よ」と話す声が聞こえました。こうして、ウッディとねずみ達は出会い、移りゆく季節を共に過ごし、友情を育んでいきます。
感想
絵本の形状が、縦に細長い形をしています。そこに、ウッディとねずみ達が出逢い過ごす1月~12月までの1年間が見開きで描かれています。雪が降ったり、雨が降ったり、春には花を咲かせ、秋にはおいしい実がなり、月毎に季節の移り変わりが描かれています。ウッディは1年を通して様々に変化していきますが、変わらず同じ場所で強く美しく立っています。ウッディと仲良くなったねずみ達は、度々ウッディのもとを訪れ、さまざまな話をして友情を育んでいきます。
季節の移りゆく様子や、ウッディとねずみ達の友情に、ジンと感動します。友情を深めた3人は、最後のページで12月を迎えます。クリスマスを迎え1年が終わる12月は、やはり何か特別な雰囲気を感じることができます。ねずみ達は大好きなウッディのために、クリスマスプレゼントを用意します。いったい何をプレゼントしたのでしょう?相手のことを考えて選んだプレゼントはどれもとても素敵なもので、3人はとても幸せそうです。
来年、3人はどんな1年を過ごすのでしょう?心があたたまる素敵な絵本でした。
さいごに
「いろいろ1ねん」はいかがでしたか?「スイミー」や「フレデリック」のように有名な作品ではないかもしれませんが、感動する素敵な絵本です。
小さなお子さまは、1月から12月までページをめくるたびに季節が変化していくので、1年の移ろいを感じることのできる絵本だと思います。ねずみとウッディの3人の友情に心温まる絵本ですので、ぜひ読んでみてください!(^^)!