こんにちわ!ひちです(^^♪
今日は2021年10月に発刊されたばかりの絵本「コールテンくんのクリスマス」をご紹介します。あの名作絵本「くまのコールテンくん」シリーズの絵本です。この絵本は、くまのぬいぐるみが「コールテンくん」になるきっかけとなった絵本です。
「コールテンくんのクリスマス」情報
原案:ドン・フリーマン
作:B.G.ヘネシー
絵:ジョディー・ウィーラー
訳:木坂 涼
出版社:好学社
出版年月日:2021年10月
価格:1,500円+税
対象年齢:3、4歳~
あらすじ
デパートのぬいぐるみ売り場のくまくんは、クリスマスにだれかのプレゼントになりたくて、サンタさんに会いに行きますが…。くまのぬいぐるみが「コールテンくん」になるきっかけとなったお話です。最後は「くまのコールテンくん」(偕成社・刊)の冒頭シーンへとつながります。クリスマスにぴったりの心温まる物語。
感想
ロングセラー絵本「くまのコールテンくん」の前日譚となるお話です。
もうすぐクリスマス。デパートのおもちゃ売り場で、誰かに買ってもらうのをずっと待っているくまのぬいぐるみがいます。そう、これがあのコールテンくんですね。
くまは、うちに連れて行ってくれる子がどこにいるか聞くために、サンタさんに会いにいこうと思いました。でも、サンタさんに会うための服もなければ、自分の名前もありません。
くまは「これじゃあ誰もぼくをほしいっていってくれないよ」と思い、夜のデパートの中、自分に合う服がないか探しに行きました。でも、デパートの服はどれもブカブカで、ぴったりの服が見つかりません。(帽子や靴、服を試着するコールテンくんがかわいいです)
そのとき、サンタの絵が描かれた看板をみつけます。看板の先に向かうと、絵本で見たサンタと小人たちの家にそっくりのおうちがありました。(クリスマスのイベント用のおうちなのかな?)
そのおうちの家具は、くまにぴったりのサイズで、壁にかけている小人たちの服着てみることにしました。帽子や靴はサイズが合いませんでしたが、コーデュロイでできた緑色のズボンはくまにぴったりです。肩紐のボタンをつけはずししているうちに、ボタンがとれそうになってしまいます。でもくまは自分にぴったりの服が見つかり大満足。その日は疲れたのか、隣にあった大きな椅子の上でそのまま眠ってしまいます。
翌朝、サンタ(イベント用のサンタの衣装を着たスタッフかな?)がやってきました。椅子の上にいるコーデュロイのズボンを履いたくまのぬいぐるみを見て、「素敵なコールテン(コーデュロイ)の服を着ているね。こんなかっこいいくまは、おもちゃ売り場にいたほうがいいんじゃないかい?」と言いました。そして奥さんを呼び「このコールテンくんをおもちゃ売り場まで連れて行っておくれ」と言いました。
それを聞いたコールテンくんは目を輝かせ「ぼくをコールテンくんて呼んだね。ぼく名前をもらったんだ」と喜びます。
そう!コールテンくんの名付け親はサンタさんだったんですね。はずれかけていたズボンのボタンがとれて、椅子の上に落ちてしまっている様子も描かれています。でもコールテンくんは名前をもらったことが嬉しくて、まったく気づきません。
おもちゃ売り場に戻ってきたコールテンくんの前に、女の子とお母さんがやってきます。そうです!「くまのコールテンくん」に出てきたリサです!!
女の子は嬉しそうな顔で「私、ずっと前からこんなくまがほしかったの」と言います。(ここで「くまのコールテンくん」の冒頭のシーンに繋がるんですね)
リサの笑顔をみて、コールテンくんは「クリスマスって、おめかしよりも名前よりもmこういう素敵な笑顔のことをいうんだ」と思い、今までで一番いい笑顔になっていました。
「くまのコールテンくん」が好きな人には、ぜひ読んでもらいたいですね。コールテンくんの名前のきっかけになったズボンや、なぜボタンがないのかなどが描かれています。最後にリサが登場したときは、これからコールテンくんは幸せになれるだよー♪とテンションが上がりました!笑
今回紹介した「コールテンくんのクリスマスは」エピソード0的なお話ですが、やっぱり「くまのコールテンくん」をまず読んでから、こちらの絵本を読んでもらいたいなと思います。
さいごに
絵本「コールテンくんのクリスマス」はいかがでしたか?「くまのコールテンくん」がお好きな方にはぜひ読んでもらいたいです(^^)
「くまのコールテンくん」をまだ読んだことない方は、名作ですのでぜひ読んでみてください。そして、その後こちらの「コールテンくんのクリスマス」を読むと一層楽しめると思います。