ひちめも

木のおもちゃ、絵本、時々好きなこと

夏にぴったりの絵本「ぼくといっしょに」あらすじや感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

子どもが世界一幸せな国・オランダで愛され続けるロングセラー絵本「ぼくといっしょに」をご紹介したいと思います☆

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「ぼくといっしょに」情報

作:シャルロット・デマトーン

訳:野坂悦子

出版社:ブロンズ新社

出版年月日:2020年6月

価格:1400円(税抜)

あらすじ

かあさんに、りんごを買いに行くおつかいをたのまれた、ぼく。
そんなおつかい、かんたんだって思うでしょ? 

でも、うちからやおやさんまでは、とっても遠くてきけんがいっぱい。
ドラゴンが住んでいる森や、ぐうぐうといびきをかく巨人、おそろしいくまが住むどうくつ、海にはひとくいザメやかいぞくまでいるんだから!
さぁ、ぼくといっしょにおつかいの冒険へでかけよう! 

ぶじにうにち帰れたら、川でいっしょに泳ごうね。

ブロンズ新社 - ぼくといっしょに

感想

この絵本は、子どもが世界でいちばん幸せな国といわれるオランダで2000年に発刊されたロングセラー絵本です。

お母さんに頼まれたおつかいを通して、無限に広がる想像力の大冒険が始まります。

オランダでは、子ども一人ひとりの能力や個性、発達に応じた個別教育が主流となっています。

そんなオランダらしい、子どもの想像力をテーマにした絵本となっています。

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この絵本の魅力は、なんといっても色鮮やかに描かれた美しい絵です!

細部まで丁寧に描かれているので、見るたびに新しい発見があります。

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また、参加型の絵本なので、赤い服を着た「ぼく」を探したり、大男に気づかれないようにそうっとページをめくったり、ぼくの掛け声に合わせて叫んだりして楽しめます。

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3歳の息子も絵本の呼びかけに参加しながら、楽しく読んでいます♪

 

子どもの無限の想像力を感じるオススメの絵本でした(^^)

さいごに

「ぼくといっしょに」は、子どもが世界でいちばん幸せな国、オランダで読み継がれるロングセラーの翻訳版絵本です。

子どもの無限に広がる想像力と美しい絵がとても素晴らしい絵本でした。

夏にピッタリだと思います☆是非読んでみてください(^^)

絵本「12の星のものがたり」あらすじや感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

占い等でおなじみの12星座☆

生まれた誕生日で、それぞれの星座が決まっていますが、その星座ひとつひとつに物語があることをご存知ですか?

 

今日は、12星座の物語がよくわかる絵本「12の星のものがたり」をご紹介したいと思います。

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情報

作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)
出版社:ヴィレッジブックス
発行日:2007年06月

対象年齢:6歳ごろ〜

価格:1400円

あらすじ

夜空にうかぶ数えきれない星にはひとつひとつおはなしがあります

12星座のギリシャ神話

時を いくつもいくつも こえた

はるか むかし ギリシャの国の ものがたり

神は 天と地上を 行き来して 人と ともに くらしていた

わらったり ないたり おこったり

ときには 恋をしたりして…

今も 夜空に かがやいている 12の星のものがたり

12の星のものがたり |ヴィレッジブックス

感想

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ギリシャ神話ってなんだか難しそうですよね(><)

私も幼い頃、実家に12星座について書かれたギリシャ神話の本を読もうとしたものの、内容も難しく挫折した思い出があります。笑

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この絵本は見開き1ページで1つの星座の物語が終わります。

語呂の良い文章がとても読みやすいです。また、簡潔に書かれていますが、要点はまとまっており、簡単に星座の物語を理解することができます。

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そして1番の魅力は、ツペラツペラさんのオシャレで美しいイラスト!

まるでアート作品のようなイラストが物語をひきたてます。

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巻末には各星座について詳しく書かれていますし、季節によって見える星座についても書かれています。
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さいごに

ツペラツペラ(tsupera tsupera)さんの素敵なイラストが魅力的な星座の絵本「12の星のものがたり」はいかがでしたか?

絵も美しく、文章も短く簡潔に書かれているので、難しい印象の12星座の物語をわかりやすく知ることができるのでオススメです☆

みなさんもご自分の星座の物語を知ってみてはいかがでしょうか?

絵本「カンカンカンでんしゃがくるよ」あらすじや感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

今日は息子が大好きな絵本「カンカンカンでんしゃがくるよ」をご紹介したいと思います☆

電車好きやふみきり好きの子はもちろん、のりもの大好きなお子様にぴったりの絵本です!

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「カンカンカンでんしゃがくるよ」情報

のりものだいすき カンカンカン でんしゃがくるよ

文・絵:津田 光郎

出版年月日:1990年2月25日

出版社:新日本出版社

対象年齢:幼児~小学校低学年

価格:780円(税別)

 

全国学校図書館協議会選定図書

日本子どもの本研究会選定図書

 

あらすじ

カンカンカン ふみきりが閉まります。

ぞうくんやうさぎちゃんの暮らすどんぐりむらの踏み切りは、朝から晩まで大忙し!

いろんな色の電車や貨物列車が、踏切を通ります。

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感想

息子が2歳のころ、踏み切りや電車が大好きで、町で見かけるたびに大喜びしていました。

「電車や踏切が出てくる絵本はないかな?」と探し、出会ったのがこの「カンカンカンでんしゃがくるよ」でした♪

初めて絵本を読んだ息子は、本当に大喜び!!

登場人物は、ぞうくんやうさぎちゃんなど、どんぐりむらの動物たちですが、電車や踏み切りは、割とリアルな日本の電車のように描かれています。

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貨物列車が出てくる場面では、「1つ、2つ、3つ・・・」と貨車を数える文があり、息子も一緒に指を指しながら、数えるようになりました(^^)

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「車掌さんが手を振っています。バイバイ」という場面では、息子も大きな声で「バイバイ!」と手を振り、かわいいです☆

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踏切や電車以外にも、乗り物が登場します。踏切が開くのを待つ車は、消防車や救急車、パトカーなど子どもたちが大好きなはたらく車です。

ページをめくるたびに、出てくる大好きな働く車たちに「あ!救急車」と大喜びです。

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短い絵本なので、何度も気軽読むことができます。

息子も私も大好きな絵本になりました。

さいごに

「カンカンカンでんしゃがくるよ」は、電車好き・踏み切り好きな子はもちろん、はたらく車も出てくるので、乗り物好きのお子様にぴったりの絵本です☆

いろんな電車が通るのを見ていると、踏み切りを待つ時間も楽しくなるのではないでしょうか♪

ぜひ読んでみてくださいね(^^)

絵本「おちゃのじかんにきたとら」あらすじや感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

2020年3月(再放送4月、5月)にNHK(Eテレ)でアニメ化が放送され話題の絵本「おちゃのじかんにきたとら」をご紹介したいと思います。

1968年にイギリスで出版され、世界中で読み継がれているロングセラー絵本です。

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 「おちゃのじかんにきたとら」情報

作:ジュディス・カー

絵:ジュディス・カー

訳:晴海 耕平

対象年齢:4~5歳から

出版年月日:1994年9月

価格:1,400円(税抜き)

あらすじ

ある日、ソフィーとお母さんがお茶の時間にしようとしていると、突然玄関のベルが鳴りました。そこには大きくて毛むくじゃらのとらがいて、「ごめんください。お茶の時間にご一緒させていただけませんか」と言いました。

お母さんは「もちろんいいですよ。どうぞお入りなさい」と迎えいれます。

おなかのすいていたとらに、2人は食べ物をすすめました。それをとらは全部食べてしまい、他に食べ物はないかと探しはじめました。

とらは、家中の食べ物や飲み物を食べてしまい・・・

  • 感想

  • ソフィーとお母さんがお茶の時間にしようとしていると、突然やってきたとら。
  • とらは、「ごめんください。ぼくとてもおなかがすいているんです。おちゃのじかんに、ごいっしょさせていただけませんか」と丁寧で紳士的な態度で話します。大きなとらに驚くこともなく、「もちろんいいですよ」と迎え入れるお母さんがおもしろいです。とらは、2人と同じようにテーブルにつきます。
  • この絵本に出てくるとらは、擬人化された可愛らしいものではなく、あくまで本物のとら!
  • 大きな体に、するどい目つき。家中の食べ物をあさって食べている様子は、野生のとらのようで、少しドキドキしてしまいます。
  • 普通だと、いつ人を襲うかもしれないという不安と恐怖を感じる状況の中、娘のソフィーが常に愛おしそうにトラを見つめ、スキンシップをとっているところが印象的でした。
  • とらが家中のものを食べてしまい、夕ごはんが作れなくなってしまった状況に、お父さんは驚くことも怒ることもなく「お父さんにまかせなさい。いい考えがあるよ」と言い、家族でレストランに出かけるポジティブさも素敵です。
  • 翌朝、ソフィーとお母さんは買い物に出かけ、とらがいつまたお茶の時間にきてもいいように、「タイガーフード」という大きな缶詰も買っていました。とらはあれから一度もあらわれることはありまませんでしたが、ソフィーはもう一度とらに会いたかったんでしょうね。
  • どんな状況でも、いつも前向きな3人は、とても素敵な家族でした。
  • ストーリーには関係ありませんが、作者ジュディス・カーの描く挿絵がこの絵本の魅力を際立たせていると思います。ソフィーとお母さん、お父さんの着ている服が、とにかくオシャレです☆
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  • さいごに

  • NHKで放送されたアニメは、イギリスのチャンネル4が2019年のクリスマスに放送したものです。アニメ化に際しては、俳優ベネディクト・カンバーバッチ等、豪華キャストがキャラクターの声を担当することでも話題を呼んだそうです。
  • 私もNHKの放送も見ましたが、少し恐怖を感じるとらのリアルな動き、絵のオシャレな雰囲気が、絵本をよく再現していてよかったです!
  •  
  • 「おちゃのじかんにきたとら」は突然とらがやってくるというありえない状況の中で、平然と前向きに対応する家族が魅力的な絵本です。とらの様子にドキドキしつつも、この家族から感じる穏やか雰囲気で楽しく読むことができます。ぜひ読んでみてください。
  •  

初めての図鑑にぴったり「なんでもいっぱい大図鑑ピクチャーぺディア」

こんにちわ!ひちです(^^♪

子どもに図鑑を買いたいけど、どれを買ってあげたら良いか迷いますよね!

今日は、図鑑デビューにぴったりの1冊「ピクチャーペディア」をご紹介したいと思います。

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「なんでもいっぱい大図鑑ピクチャーペディア」情報

監修:スミソニアン協会

スミソニアン協会は世界でもっとも大きな博物館群・研究機関複合体であり、芸術や科学、歴史の分野での公共教育や国家サービス、奨学金の提供を目的として活動している。

編集:DK社

DK社はイギリスの出版社で世界屈指の図鑑出版社。1974年にロンドンで創立、1982年より出版活動をはじめる。当初から斬新なレイアウトと豊富なヴィジュアルで多くの図鑑を刊行し、その分野は美術、歴史、自然科学、児童書、実用書まで多岐にわたる。

 

出版社:河出書房新社

出版年月日:2016年11月

価格:4,600円(税別)

1冊にすべてが入ったスーパー図鑑! 宇宙から動物、乗り物、文化、歴史まで、158のトピックからなる美しいヴィジュアルと圧倒的な情報量の世界博物百科! 世界9ヶ国で15万部刊行!

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309615448/

内容

私たちが今暮らしている世界は、どのようにして誕生し、どのように成り立っているのでしょうか?宇宙はどのように始まり、物質はどのように関係し合い、動物たちにはどんな種類があり、大昔の人々はどのように生きて、世界の人々はどのように暮らしているのでしょうか?

この本は、1冊で世界中のありとあらゆるものごとをとりあげた図鑑です。美しい写真がいっぱい並んだページはまるで宝石箱のようですし、わかりやすいイラストを見れば、どんなこともすぐに納得できます。この本は、世界には知らないことがいっぱいあり、あなたが興味をもてば、知ることの楽しさがあふれ出てくることに、気づかせてくれるでしょう。(巻頭より)

〈目次〉

・宇宙と科学技術

・自然界と生きもの

・地球

・文化とくらし

・スポーツと遊び

・世界の歴史

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感想

我が家の「ピクチャーペディア」は、息子の3歳の誕生日プレゼントとしてやってきました。第一印象は、やはり大人も子どもも目を引く美しい写真やイラストが全ページに渡りいっぱいなところです。

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図鑑には、分野毎に分かれた「動物図鑑」「植物図鑑」「昆虫図鑑」などがありますが、一度に全部揃えるのは大変だし、まだそこまで細かい内容は必要ないとというのがところだと思います。

「ピクチャーペディア」は地球上の全分野について網羅されているので、1冊で世界のいろいろなことについて知ることができます。

字が読めなくても、内容が理解できなくても、パッと目を引く美しい写真やイラストが、子どもの興味を惹きつけます。この中で、興味を示す分野が見つかれば、追加で専門図鑑を購入してみるとよいと思います。

我が家の息子は、「ヒトのからだ・骨格」と「世界の食べもの」、「古代エジプト」のページが好きなようで、よく開いて見ています。

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私は常々、子どもには好きなことを見つけてほしいと願っています。好奇心や好きという気持ちが、能力を伸ばす1番の力だと思うからです。

この「ピクチャーペディア」は、パラパラめくりながら美しい写真を見ることで、子どもが何に興味があるのかを知るきっかけになる図鑑だと思います。 

「ピクチャーペディア」の購入前に知っておくべきこと

後悔しているわけではありませんが、購入する前に知っておいたほうが良いポイントを挙げたいと思います。

ピクチャーペディア」は世界最大の博物館群・研究機関複合体であるスミソニアン協会が監修し、イギリスのDK社が出版している図鑑です。なので、内容も世界から見た地球となっています。たとえば、自動車ページは、日本車で写真の掲載があるのは、トヨタのプリウスと、レーシングカーのストックカーレース(トヨタ・カムリ)、ラリー(スバル・インプレッサ)のみです。世界の名車やスーパーカーのフェラーリやランボルギーニ、ベンツなどが載っています。

ショベルカーやトラックなどはありますが、日本のパトカーや救急車、郵便車などは載ってません。我が家の息子ははたらく車が好きなので、よく探しています。笑

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また鉄道のページでも日本の電車はほとんど載っていません。

植物や昆虫、魚などの生きものも、日本ではあまり見かけないものが多く載っています。

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日本の街中にあるものを、この図鑑で調べるということにはあまり適していないかと思います。

ですが、世界目線で地球を見ることができるので、グローバル化に向けては良いと思います。

さいごに

初めての図鑑にぴったりな「ピクチャーペディア」はいかがでしたか?

「ピクチャーペディア」のよい所は、なんといっても美しい写真です!

小さいころから、美しい図鑑を見ることで、広い世界興味をもつきっかけになると思います(^^)

誕生日プレゼントはもちろん、贈り物としても喜ばれると思います♪

絵本「ナマケモノのいる森で」あらすじや感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

今日は、自宅で静かに読みたくなる素敵なしかけ絵本「ナマケモノのいる森で」をご紹介したいと思います。

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「ナマケモノのいる森で」情報

「ナマケモノのいる森で」

しかけ:アヌック・ボワロベール、ルイ・リゴー

文:ソフィー・ストラディ

訳:松田素子

出版社:アノニマ・スタジオ

対象年齢:5歳~

価格:2,200円(税別)

360度広がる森の中で発見する
よろこびや驚きフランスで生まれたしかけ絵本の日本語版です。6つのポップアップのページと、引き出す仕掛けのある1ページは、ページをめくるだけで内容がわかり、ストーリーを読み込むとさらに深く心に届きます。『ナマケモノのいる森で』のタイトル通り、どのページにもいるナマケモノを探したり小さいお子さんから大人まで楽しめる内容です。プレゼントにも喜ばれる1冊です。
※世界13カ国語で翻訳

https://www.anonima-studio.com/books/picture_book/wakeup_sloth/ 

あらすじ

美しい森がありました。

緑の葉っぱが生い茂り、そこにはたくさんの生き物が住んでいました。鳥や、ヒョウ、アリクイ、ヒト、そしてナマケモノ。歌ったり、食べたり、眠ったり、遊んだりしながら生きていました。

ところが、ある日突然「シャーン シャーン!ギューン ギューン!」と冷たい機械の音が響きました。

どんどんあっという間に、木は切り倒されていきました。

鳥たちが逃げていきます。ほかの動物たちは?そしてナマケモノは?

・・・・・・そして、ついに森消えてしまいました。

森は死んでしまったのでしょうか。

ナマケモノも死んでしまったのでしょうか。

感想

まず、シンプルながらも目を引くおしゃれなイラスト、本のサラサラした質感がとても印象的です。

そして、開いてみてビックリ!!

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ロバート・サブダのようなド派手な飛び出す絵本ではないけれど、とても細やかで丁寧しかけが飛び出します。

対象年齢は4~5歳くらいかと思います。

細工が細かいので、あまり雑にページをめくると破損するかもしれません。

大人の方と一緒に読むのであれば、もう少し小さいお子様も楽しめると思います。

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しかけは、表だけでなく裏にもしっかりイラストが描かれています。森にすむたくさんの生き物たちが出てくるので、「ウォーリーを探せ」のように森の中から様々な動物を探したり、見つけたりしながら楽しめると思います。

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たくさんの動物たちが生きている森に突然響く冷たい音。

次々と木は切り倒され、あっという間に森がなくなってしまいます。森の中で暮らしていたたくさんの命も消えてしまいました。

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ある日、そこへ一人のヒトがやってきて、土を耕し種をまきました。そのヒトは、そこから逃げ出したりせず、あきらめることなくまきつづけました。

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そしてある日、新しい命が大地をおしあげあらわれました。

この、新しい芽が出るしかけがとても良く、感動しました!

 

それからとても、とても長い時間がすぎ、木が、森が戻ってきました。

最後の素晴らしい森の様子は、ぜひ購入して自分の目で見てくださいね♪

 

森を破壊するのもヒト。そして森を蘇らせるのもヒトということに、考えさせられるものがありました。森を壊すのはあっという間であることに対して、森を戻すにはとてもとても長い時間がかかることも、 ポイントだと思います。

 

自然とヒトとの在り方について、この絵本を通じて考えるきっかけになったと思います。

さいごに

「ナマケモノのいる森で」は自然とヒトの在り方について考えさせられる美しいしかけ絵本です。

子どもだけではなく、大人の方への贈り物にも喜ばれるかと思います♪

英語版は「Wake Up, Sloth!」というタイトルみたいです。直訳すると「起きて、ナマケモノ!」なので、結構日本語とタイトルと印象が違いますね。では、本家のフランス語版はというと「Dans la forêt du paresseux」です。forêtが森、paresseuxがナマケモノで、日本語と同じタイトルのようです。国によるタイトルの違いが、文化の違いを感じますね。私は、ナマケモノだけではなく森も主役の絵本だと思うので、日本語やフランス語のタイトルのほうが好きですね。

ぜひ一度、読んでみてくださいね(^^♪

絵本「ちいさなちいさな めにみえないびせいぶつのせかい」あらすじや感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるっていますね。

はやく、おさまって平穏な日常に戻りたいものです。 

外出自粛でストレスもたまっていると思いますが、気持ちを切り替えて自宅でお子様とゆっくり絵本を読みなが過ごしてみてはいかがでしょうか?

今日は、目に見えないウイルスや微生物、手洗いの必要性などについて知ることのできる絵本「ちいさなちいさな めにみえないびせいぶつのせかい」をご紹介したいと思います。

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ちいさなちいさな めにみえないびせいぶつのせかい」情報

文:ニコラ・デイビス

絵:エミリー・サットン

訳:越智典子

監修:出川洋介

出版社:ゴブリン書房

出版月日:2014年8月

価格:1,500円(税別)

対象年齢:小学生~

第61回(2015年度)青少年読書感想文全国コンクール課題図書小学校高学年の部(5,6年生)

あらすじ

わたしたちの身のまわりにいる、目にみえない、ちいさな、ちいさな生きもの──微生物。
その存在と、わたしたちの暮らしとの関わり、自然界での大きな役割を、子どもたちにわかりやすく伝えるイギリスの科学絵本です。

この本は、子どもたちがスムースに、目に見えないちいさな生き物の存在を理解していけるよう、よく配慮された作品です。科学的な面も十分に正確で、かつ、わかりやすく、親しみやすく微生物の紹介がされています。
監修者/筑波大学生命環境系 出川洋介(菌類学)

http://www.goblin-shobo.co.jp/books/book030.html

感想

大きな動物がいる。小さな動物もいる。そんなこと、知ってるって?

それじゃ、アリの触覚1本に何千万もの乗っかれるような小さな生き物がいることって知ってる?

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冒頭、私たちには目に見えない小さな世界があることを伝えることから始まります。

スプーン1杯の土の中には、10億もの微生物がいること。そしてこれは、インドの国中の人を全部集めたくらいの数ということを、わかやりやすく例えてくれます。

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細菌やウイルスが体に入ると、体の中でどんどん増えて、風邪やインフルエンザ、もっと悪い病気になることがあることについても書かれています。

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手洗いをして、中に入れないのが一番いいということも書かれています。病気になる微生物はほんの一部で、ほとんどの微生物は他の働きがあることを教えてくれます。

微生物の働きで生ごみは堆肥になったり、牛乳はヨーグルトになったり、死んだ動物や枯れた植物を土に還してくれます。そのおかげで植物が育ち、空気が作られ、私たちは息ができることを教えてくれます。

わかりやすい文章と美しいイラストで、微生物について学べる素敵な絵本でした。お子様だけでなく、大人も楽しく勉強になる内容でした! 人や動物だけでなく、この地球上にはたくさんの生き物がいるきっかけにもなると思います♪

さいごに

ちいさなちいさな めにみえないびせいぶつのせかい」は、微生物というとてつもなく大きな仕事をしている、小さな小さな命ががあるということを学べる絵本です。イラストもかわいく、理解しやすいようなわかりやすい例えがされているので、読みやすいと思います。お子様と一緒に細菌やウイルスなど小さな微生物について話し合うきっかけにしてみてはいかがですか?

地球で1番小さな生き物が、どんなに大きな仕事をしているか、さぁこの本を開いて見てみましょう!