ひちめも

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絵本「おおきなキャンドル馬車にのせ」あらすじや感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

今日は、私の大好きなたむらしげるさんの新作絵本「おおきなキャンドル馬車にのせ」をご紹介したいと思います。

 

この絵本は、バウムクーヘンで有名なクラブハリエの「ラコリーナ近江八幡」の広報誌で描かれたものが元になっています☆

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「おおきなキャンドル馬車にのせ」情報

作:たむらしげる

出版社:偕成社

発行年月日:2021年2月

価格:1400円(税抜)

対象年齢:4歳~

あらすじ(内容)

小人のニコさんとロボットのダダくんは、森の中でとってきたハチの巣から、大きな大きなキャンドルを作りました。ふたりはそれを馬車にのせると、どこかにむけて出発します。
馬のひづめのパカポコという音にあわせて、ダダくんが歌をうたいながら、馬車はのんびり進みます。
体よりも大きなイチゴをつんでいる小人たちがいます。
シナモンをつんだ空飛ぶバイクが追いぬいていきました。
丘の上でお昼を食べていると、湖の上をカシスの実や卵をつんだ舟がどこかにむかうのも見えます。
汽車の窓からは、たくさんのパティシエたちが、ふたりに手をふっています。
ふたりはまた馬車にのってのんびりと進みます。
やがて、見えてきました。
みんなが運んだ材料で、小人のパティシエたちが、大きな大きなケーキを作っているのでした。
やがてケーキができあがると、そのてっぺんに、ニコさんのキャンドルがかざられました。
キャンドルに火がともされると、空の上から声が聞こえてきます。お月さまです。
「さあ、きょうは、こどもたちのおいわいの日だ。ありがとう、うまれてきてくれたこどもたち、たくさんのともだちができてうれしいよ!」
こどもたちが願いをこめて、お月さまがキャンドルをふきけしたあと、みんなでケーキを食べました。
そのおいしかったこと!

こどもたちへのお祝いの日のプレゼントにぴったりの絵本です。

おおきなキャンドル馬車にのせ | 偕成社 | 児童書出版社

感想

大好きなたむらしげるさんの新作絵本です!

今回は小人のニコさんとロボットのダダ君が主人公。

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二人は蜂の巣から大きなキャンドルを作り、馬車にのってどこかへ運んでいます。

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パカポコ パカポコとのんびり歩く馬車の様子に、暖かな春様子を感じることができます。

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ニコさんとダダ君が感じる気持ちのいい風や、ミツバチや鳥の鳴き声、キラキラと光る水の様子が、こちらまでのんびりと散歩しているかのような気分にさせてくれます。

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ニコさんたちが途中で出会う、大きないちごが赤くてとっても美味しそう!

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パティシエたちがケーキを作っている場所に着いた頃には、もう日が暮れています。

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お月様とライトに照らされたケーキが、とても豪華で見ているとわくわくします!

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たくさんのいちごがトッピングされたケーキに、ニコさん達が運んだキャンドルを飾り最後の仕上げをします。

「ありがとう、うまれてきてくれた こどもたち」

「いまから、キャンドルをふきけすから ねがいごとをかんがえて。さぁ、いいかい」

ふぅっ!

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この場面は、4歳の息子も大好きで、一緒にふぅっ!と吹き消すマネをしてくれます。キャンドルが消えた後の、一瞬の静けさが1面に描かれています。

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お誕生日会などで、ろうそくを吹き消した後の一瞬の静けさって素敵ですよね。

ただ、それって普段忘れてしまっているのですが、たむらしげるさんってこういう忘れがちな一瞬を切り取るのが、とてもうまいなーって思いました。

さいごに

たむらしげるさんの新作絵本「おおきなキャンドル馬車にのせ」はいかがでしたか?私は、この絵本を息子の4歳の誕生日に贈りました。パカポコとのんびり歩く馬車や、鮮やかなイチゴ、美味しそうなケーキに子どもも楽しめると思います!

贈り物にもぴったりの絵本なので、ぜひ読んでみてくださいね☆