ひちめも

木のおもちゃ、絵本、時々好きなこと

絵本「まっくろネリノ」のあらすじ、感想

こんにちわ!!ひちです(^^♪

今日はちょっぴり自分のことが好きになれる素敵な絵本「まっくろネリノ」をご紹介します。

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「まっくろネリノ」について

作・絵  ヘルガ=ガルラー

訳    やがわすみこ

出版日  1973年7月

対象年齢 3歳から

出版社  偕成社

オーストリア児童文学賞

中央児童福祉審議会特別推薦文化財

あらすじ

真っ黒なネリノは、父さん、母さん、そして4人の兄さんの7人家族。
ネリノが真っ黒だからという理由で、兄さんたちはネリノと遊んでくれません。
生まれつきの色にコンプレックスを抱え、ネリノは孤独を感じていました。
そんなある日、4人の兄さんが行方不明になってしまいます。美しい色がゆえに、兄さんたちは鳥かごに捕まってしまったのです。そこでネリノがとった行動とは・・・?

感想

ヘルガ=ガルラーさんの繊細な絵とパステル画の美しい色彩が印象的な絵本です。
誰もが様々なコンプレックスを抱えて生きています。ネリノもそんな一人です。ネリノは自分の真っ黒な色が嫌で、どうすればみんなと同じようになれるのか考えます。

誰もが経験があるのではないでしょうか?「浮いた存在になりたくない」「仲間外れにされたくない」という思いから、周りに合わせたり、他の人と同じようなことをしてしまいますよね。ネリノも同じような悩みを抱え、孤独や寂しさを感じています。

こんな時、親が愛情を伝えてあげるとよいのかもしれませんが、ネリノの両親はエサ探しに忙しく、気づいてあげることができていないようです。
美しい色がゆえに、捕まってしまった兄さん達を救うのは、真っ黒なネリノだからできることでした。
人との違いを認め、本当の自分を受け入れ、そして活かしていくネリノの成長が描かれていました。自分の個性を受け入れ好きになるということは、簡単そうだけど、すごく勇気のいることですよね。

ネリノは自分の真っ黒活かし、兄さんたちを救うことで、自分に自信が持てたのだと思います。小さなことでも、自分のできることや得意なことを認めることで、自分を好きになれるといいですよね。考えさせられることの多い、素敵な絵本でした。

さいごに

「まっくろネリノ」は、自分の個性を受け入れるというメッセージが印象的な絵本でした。文章で書くとすごく固くて教育的すぎる内容に聞こえるかもしれませんが、ずっとネリノの一人称で話が進むので、わかりやすく柔らかい雰囲気です。ヘルガ=ガルラーさんの美しくかわいい絵も素敵で、お子様でも読みやすいかと思います。

素敵なお話でおすすめの絵本です☆

他の絵本の記事もよかったら併せて読んでいただければ嬉しいです(^^♪ ↓ ↓ ↓ 

愛子様もお気に入りの絵本「うしろにいるのだあれ」のあらすじや感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

今日は私の好きな絵本を紹介したいと思います。

「うしろにいるのだあれ」です

調べていて知ったのですが、皇室の愛子様お気に入りの絵本として紹介され、大きな話題となったベストセラー絵本みたいです!

 

あらすじ

うしろにいるのだあれ

作:ふくだとしお(現在はaccototoふくだとしお+あきこ)

出版社:新風舎(倒産により現在は、幻冬舎から出版されています)

初版:2003年3月15日

発行日:2008年5月(幻冬舎)

対象年齢:2歳から

 

あらすじ

「ぼくの うしろに いるの だあれ」

犬の後ろには、少しだけ次の動物が見えています。後ろにいるのは何の動物でしょう?

「あっ かめくん」

「かめんくんの うしろに いるの だあれ」

このような感じで絵本が進んでいきます。

ページの端に少しだけ次の動物の一部が描かれているので、それを見て次の動物が何かを当てっこできます。

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感想

ふくだとしおさんの絵がとても可愛らしいです♪様々なかわいい動物たちが登場するので、子どもは次は何の動物か当てっこしながら楽しめると思います。

ただ、この絵本は単に動物を当てっこするだけの絵本ではありません。

 

うしろ、上、前、下と巡りめぐって、「みんな ちかくに いたんだね」と締めくくられます。
巻末には作者から「自分のまわりをもう一度よく見てください。きっと誰かいるから」というメッセージが載せられており、かわいいだけではなく奥深さを感じる素敵な絵本でした。

人はみんな孤独を感じたりすることもあるかもしれませんが、家族や友達など、自分の周りには誰かが見守っていてくれるということを改めて感じることができました。

シリーズ

「うしろにいるのだあれ」のシリーズは全部で6品あります。

  • 「うしろにいるのだあれ」
  • 「うしろにいるのだあれ のはらのなかまたち」
  • 「うしろにいるのだあれ みずべのなかまたち」
  • 「うしろにいるのだあれ うみのなかまたち」
  • 「うしろにいるのだあれ サバンナのなかまたち」
  • 「うしろにいるのだあれ みなみのしまのなかまたち」

英語版も人気

「うしろにいるのだあれ」の英語版も発売されています。

タイトルは「Who's Behind Me?」

前や後ろ、上、下など今後習っていく英語が多数出てくるので、おすすめです★

さいごに

子どもが大好きな動物がたくさん出てくるかわいい絵本です。でも、それだけではない奥深いメッセージ性もあるので、ぜひ読んでみてくださいね(^^♪

動物さんが出てくる絵本は、人気です。

すごくお勧めの本はこちらです ↓ ↓ ↓

衝撃的なオチ!絵本「ねずみくんのチョッキ」の内容やグッズ

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

今回は、ロングセラー絵本「ねずみくんのチョッキ」を紹介します☆

 

「ねずみくんのチョッキ」

作:なかえよしを

絵:上野紀子

発売年月日:1974年8月

出版社:ポプラ社

対象年齢:3~5歳

シリーズ:「りんごがたべたいねずみくん」「また!ねずみくんのチョッキ」「ねずみちゃんとねずみくん」「ねずみくんのクリスマス」等

内容

ねずみくんは、お母さんにかわいい赤いチョッキを編んでもらいます。ぴったり似合っていて、とても気に入ったようです。そこへあひるさんが「いいチョッキだね。ちょっと着せてよ」とやってきます。ねずみくんは自慢のチョッキをあひるさんへ貸してあげます。

「少しきついが似合うかな?」と、ねずみくんのチョッキを着せてもらって、あひるさんも喜んでいます。

そこへ、おさるさんがやってきて・・・

感想

モノクロのシンプルな絵に赤いチョッキが魅力的な絵本です。

ポプラ社の公式サイトでは対象年齢3~5歳となっていますが、1歳の息子も大好きです(^^♪

ねずみくんの赤いチョッキを「ちょっと着せてよ」と、動物たちがやってきます。どんどん大きな動物がやってくるので、ねずみくんのチョッキは段々伸びていってしまいます。

内容をしっかり理解する年齢になると「ねずみくんがかわいそう」と感じる子もいるみたいです。小さなお子様は、段々大きな動物が出てきて、 「すこしきついがにあうかな?」と、無理してチョッキを着ていく様子を楽しんでみています。息子も動物のユーモラスな表情や、繰り返す言葉によく笑っています!(^^)
しかし、それまで笑いながら見ていた息子も、最後の衝撃的なオチでは、怒ってページを叩いてくることがあります。ねずみくんの表情で、何かを感じているのかな?
1歳5ヶ月の息子がどこまで内容を理解しているのかわかりませんが、それでもお気に入りみたいで何度も持ってくるお気に入りの絵本です☆

 グッズ

長袖Tシャツ

「ねずみくんのチョッキ」は、1974年の発売以来長く愛され続けているロングセラー絵本です。そのかわいくてユーモラスのねずみくんが、アカチャンホンポから長袖Tシャツとなって発売されることになったみたいです!!

デザインは全部で5種類!

どれもかわいいですが、私はねずみくんのアップリケが可愛いボーダーがほしいな♪

https://www.akachan.jp/company/news_release/%E9%95%B7%E8%A2%96%EF%BC%B4%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84%E3%81%AD%E3%81%9A%E3%81%BF%E3%81%8F%E3%82%93%E3%81%AE%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E5%85%A8%EF%BC%95%E7%A8%AE.png

素材・サイズ・値段は?

 サイズは【80】【90】【95】の3種類。

0~3歳のお子様にピッタリですね★

もちろん素材は綿100%。肩にスナップがついているので、小さなお子さまも着脱がしやすくなっています。さすがアカチャンホンポ!わかっていらっしゃる!!!

価格は、1,490円(税込)です♪

 

拡大

●素材=[本体]綿100%

●サイズ(約・cm)=
[80]着丈34 身幅29 肩幅22 袖幅11 袖口幅8 袖丈27
[90]着丈37 身幅30 肩幅23 袖幅11.5 袖口幅8 袖丈30
[95]着丈39 身幅31 肩幅24 袖幅12 袖口幅8 袖丈32
●洗濯表示=洗濯可

 

どこでいつから買える?

8月1日(水)から、全国の「アカチャンホンポ」とネット通販「オムニ7」で発売されます。

さいごに

 「ねずみくんのチョッキ」は私も息子も大好きなおすすめの絵本です♪おすすめですので、ぜひ読んでみてくださいね(^^)

8月1日(水)からアカチャンホンポでかわいいコラボTシャツも発売されるので、見に行かないと♪

他の絵本の記事もよかったら見てくださいね★ ↓ ↓ ↓

 

ではまた☆

絵本「ながれ星のよる」のあらすじや感想 流星群観測シーズンにおすすめ

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

7月末になり、そろそろ流星群観測シーズンですね♪

7月下旬は「みずがめ座δ流星群」や「やぎ座流星群」が極大を迎え、見頃になります☆

 

2018年は、台風や満月のため気象条件がよくありませんが、流れ星を探して夜空を眺めて見てはいかがでしょうか?(^^)

 

そんな今日は、流れ星に関係する絵本をご紹介したいと思います☆

 

大好きなたむらしげるさんの「ながれ星のよる ランスロットとリンゴの木」です。

 

あらすじ

「ながれ星のよる ランスロットとリンゴの木」

作・絵:たむらしげる

出版社:復刊ドットコム

初版年月日:2014年2月28日 

最初、「ながれ星のよる」は福音館書店「こどものとも」1992年12月号に掲載されました。その後、一旦絶版となりましたが、現在は復刊ドットコムから復刊されています。

たむらしげるさんの作品ではお馴染みのロボット ランスロットが主人公です。

 

あらすじ

「ほんじつ、ごご8時ちょうど、すりばち島にながれ星がふります」

テレビの声に誘われて、ロボットのランスロットは、流れ星を見に、すりばち島にいくことにしました。途中で出会ったリンゴの木といっしょに、すりばち島を目指します。

クジラの背に乗せてもらって海を渡り、すりばちじまに着くと、ふたりはながれ星を待ちました。

感想

たむらしげるさんの独特の世界観が素晴らしいです!

ここはどこ?ロボットのランスロットって誰?なんてことは一切気にならず、たむらしげるさんの神秘的で美しい夜の世界に引き込まれます。

途中で出会うリンゴの木。リンゴの木は地面に埋まっているので動けませんが、ランスロットがリンゴの木を抜いてあげます。初めて歩くのでフラフラしますが、ランスロットと一緒にながれ星を見るため、歩いて出かけます。リンゴの木が初めて見る外の世界はとても美しかったのだと思います。

クジラに助けてもらいながら無事すりばち島に到着し、8時ちょうど、たくさんのながれ星が降り注ぎます。絵本見開きいっぱいの美しいながれ星は必見です!!

全ページ、たむらしげるさんの美しい青が特徴的な素敵な絵本です。

さいごに

「ながれ星のよる ランスロットとリンゴの木」いかがでしたか?本当に素敵なお話で、絵も美しくおすすめの絵本です♪

ながれ星の降り注ぐシーンは必見です!!

夜にゆっくりと夜空を眺めながら、たむらしげるさんの世界観に浸ってみてください。

 

私の大好きなたむらしげるさん絵本を他にも紹介していますので是非見て下さい。↓↓↓

絵本「よるのおと」のあらすじと感想 第65回産経児童出版文化賞 大賞

こんにちわ!ひちです(^^♪

今日は私の大好きなたむらしげるさんの絵本「よるのおと」をご紹介したいと思います。

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私が初めてたむらしげるさんを知ったのは、中学か高校の頃に見た「銀河の魚」の映像作品でした。神秘的で綺麗な絵と音楽、不思議な世界感に魅了されたのを今でも覚えています。そこから、たむらしげるさんの作品を少しずつ集めています。

昔、ブロードキャスターのオープニング映像や、ハウス食品のクリームシチューのCMで、たむらしげるさんの絵をご覧になった方も多いのではないでしょうか? 

 また、昨年2017年のクリスマスは、日本橋高島屋のウィンドディスプレイや、ショップ袋のデザインもされていました。 

今は、神奈川県川崎市のショッピングモール「アゼリア」でイメージビジュアルを描かれています。近くだったら行ってみたい!!(>_<)

 

 

そんなたむらしげるさんの最新絵本「よるのおと」。

とっても素敵な絵本なので、紹介させていただきます。

あらすじ

作・絵:たむらしげる

発売日:2017年6月

出版社:偕成社

 

2018年5月5日、第65回産経児童出版文化賞で、「よるのおと」大賞に選ばれました!!昨年1年間に刊行された児童向けの新刊書4217作品の中から、大賞に選ばれるなんて、さすがです!!!

男の子が池のほとりを歩いています。もうすぐおじいさんの家につくところです。もうすっかり日がくれて、空には月が輝いています。リリリ、リリリ。虫が鳴いています。遠くからは列車の汽笛。池に浮かぶハスの葉にはカエルがいます。シカの親子も水を飲みにきているようです。ほんの数十秒のあいだにおこる小さなドラマの数々。そこにひろがるゆたかな世界。ページをめくることが一つの体験だということが感じられる絵本です。

https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784032324808

感想

男の子が、おじいちゃんの家に着くまでの、ほんの数十秒のお話。

ただそれだけ。

それだけだけど、それだけじゃないんです。

静かだけど、生命たちが息づいている様子が描かれてます。たむらしげるさんの綺麗な絵と、神秘的な青も相まって、すごく幻想的に感じます。

 

たむらしげるさんの絵は、青と黄色のコントラストが本当に綺麗です!!

実はこの美しい青色、通常の印刷では出すことのできない色みたいです。この深い青を出すために、たむらしげるさん自身が印刷用の版から作られたみたいです。通常の絵本は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色で印刷されますが、どうしても青が濁ってしまうので、サファイヤブルー、パープル、イエロー、ブラックの特別色を使用され印刷されているようです。

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絵本なのですが、スローモーションの映像のようにも感じられる不思議な絵本でした。
たむらしげるさんの作品はどれも大好きだけど、「よるのおと」は夏の夜の音が本当に綺麗に感じられる素晴らしい作品です。

たむらしげるさん本人が、「こんな絵本をずっと創りたかったのです」と言われる絵本。

生きていることの神秘、この世界の素晴らしさ、宇宙に存在する不思議まで感じさせてくれる絵本です。

 

まだ読まれてない方は、ぜひ読んでみてください。(^^)

 

ではまた☆

【おすすめ絵本】にしまきかやこ作「ちいさな星の子と山ねこ」のあらすじ、感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

今日は素敵な絵本をご紹介したいと思います。

「わたしのワンピース」で有名な「にしまきかやこ」さんの「ちいさな星の子と山ねこ」です。

 

 

 

「ちいさな星の子と山ねこ」あらすじ

「ちいさな星の子と山ねこ」

にしまき かやこ 作・絵

年齢の目安:4~6歳

全国学校図書館協議会選定
日本図書館協会選定

こぐま社

 

 月の母さんから緑のマントをもらい、はじめて地球にやってきた星の子。無邪気にはしゃぐ星の子が気に入らない山ねこは、ちょっかいを出してマントを破いてしまいます。泣き出した星の子に山ねこは困惑しますが…

http://www.kogumasha.co.jp/product/329/

 

感想(ネタバレ注意)

失礼ながら、私はこの絵本のことを全く知しませんでした。本屋さんで表紙のかわいい絵柄と色合いに惹かれ購入したところ、「わたしのワンピース」で有名な「にしまき かやこ」さんの絵本ということがわかりました。

初めて読んだのですが、とても素敵な絵本でした。

月のお母さんに愛情たっぷりに育てられたの末っ子の「星の子」が、本当に純粋無垢でかわいいです。

でも、やっぱり見どころは少し照れ屋でへそ曲がりの「山ねこ」じゃないでしょうか。たくさんの友達ができてはしゃぐ「星の子」が気に入らない「山ねこ」は、「星の子」にちょっかいを出してマントを破いてしまいます。 素直ではない「山ねこ」ですが、ホントはとても誠実で優しいところが、丁寧に描かれていました。ぶつぶつ文句を言いながらも、自分が破ってしまったマントを直すため、がんばります。

最初は、斜に構えていた「山ねこ」ですが、最後言う素直な一言がとても印象的でした。

 

「お月さまー、星の子ってかわいいねー」

 

「山ねこ」のツンデレが魅力的な1冊です。

とてもやさしいファンタジー作品で、大好きな絵本になりました(^^♪

さいごに

この絵本を知らない方は、ぜひ一度読んでみて下さい。絵もとても綺麗ですし、とても素敵な絵本ですよ(^^♪

 

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【感想】おすすめのしかけ絵本「オセアノ号、海へ!」あらすじなど

こんにちわ!ひちです(^^♪

 

今日もいいお天気ですが、暑いですね(*_*;

みなさん熱中症には十分お気を付けください。

 

2018年7月16日は「海の日」です!

ということで、今日は海に関連した素敵な絵本をご紹介したいと思います。

 

素敵なしかけ絵本「オセアノ号、海へ!」です。

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「オセアノ号、海へ!」とは?あらすじなど

「オセアノ号、海へ!」

作:アヌック・ボワロベール、ルイ・リゴー
訳:松田素子

出版社:アノニマ・スタジオ

さあ、オセアノ号の帆をあげよう。
まっ赤なぼくらのオセアノ号で、
世界をまわる旅に出発するんだ!
『ナマケモノのいる森で』のしかけ作者、ボワロベールとリゴーが、自然への讃歌と敬意をこめて、そして自然を守るために、再びデュオを組んで作品を作り上げました。海のうえにも、海の中にも、ポップアップの楽しいしかけがいっぱい!美しいイラストレーションと、しかけの素晴らしさで世界中の話題をよんだ、人気作家による新作しかけ絵本です。世界8カ国で翻訳。

 

http://www.anonima-studio.com/books/picture_book/oceanogo/

 対象年齢は3歳くらいからだと思います。

細工が細かいので、あまり雑にページをめくると破損するかもしれません。

お母さんと一緒に読むのであれば、もう少し小さいお子様も楽しめると思います。たくさんの魚や海の生き物たちが出てくるので、ウォーリーを探せのように海の中から様々な魚や生き物たちを探したり、見つけたりしながら楽しめると思います。

感想

まず、本のサラサラした質感と絵がとてもオシャレです。

そして、開いてみてビックリ!!

とても丁寧で細やかなしかけが飛び出します。

この絵本は、オセアノ号という赤い帆の船が海へ冒険するお話なのですが、主役は海。

海面が本と垂直に立ち上がるので、まるで海の中の断面を覗いているような気分になります。

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私たちが普段目にしている海は、上のわずかな部分です。海の中にはもっと深く大きな世界が広がっていることを感じさせてくれるロマンあふれる絵本だと思います。

最後のサンゴ礁のしかけは、本当に素敵で感動すると思います♪

さいごに

「オセアノ号、海へ!」は何度見ても惚れ惚れする、素敵なしかけ絵本です。

細かいしかけがよくできているので、贈り物にもぴったりかと思います♪

英語版は「Under the Ocean」というタイトルみたいです。本当に海が主役の素敵な絵本です。

一度、読んでみてくださいね(^^♪

 

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